江戸末期の土蔵造り古民家の、増築部・・・に関する記事

質問
江戸末期の土蔵造り古民家の、増築部分です。縁側のガラス戸に使われている透明板硝子を通すと景色が歪んで見えます。ガラスには丸い気泡や細長い気泡が混じっております。ガラスは何時頃製造されたものでしょうか。増築部分の年代の記録がなく、ガラスの製造年代から推定できるんではないかと思いまして質問しました。場所は青梅市、建物は江戸期に材木問屋を営んでいた商家。ガラスが使ってある建具の様子からして厚さは2m/mと推測されます。

回答
難しいご質問です。柱間装置にガラス戸が使われ出すのは、板ガラスの輸入が始まった江戸末期からですが、これはきわめて高価で、そのほとんどが国内居留の外国人向けです。一般に普及し出すのは、板ガラスの国内製造が可能になった明治中期以降になってからのことです。この当時の板ガラスの製造法は、水銀槽に溶けたガラスを流して作りますが(歪んで見えるのはこのせいです)、この製造法による一般向け板ガラスは昭和30年代までほぼ一貫していますので、気泡が混じっていることから考えると、まだ製造技術が低かった明治中期から大正末期に製造された国産板ガラスの可能性が高いと推測されます。従いまして、あくまでも憶測の域に止まざるを得ませんが、増築部分はどんなに早くても明治中期以降から大正期、もしくは昭和初期ということになるのではないでしょうか。なお、増築部分の年代の記録がないとのことですが、戦前までの慣習によれば、大概の場合は大工棟梁が上棟時期を記した棟板(むないた)を屋根裏に残していますので、建築年代が判明する可能性は高いと思います。一度、質問者さんの地元の博物館や郷土資料館などの専門家に依頼して、屋根裏を調査なさってみてはいかがでしょうか。

出典:Yahoo!知恵袋

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