「土蔵秘事」とは今でも本当にあるの・・・に関する記事

質問
「土蔵秘事」とは今でも本当にあるのですか? 浄土真宗ではこれはどのような位置づけなのでしょうか? 宜しくお願いします。

回答
今でも本当にあるかどうか、よく分かりません。 なぜなら秘事だからです・・・ 浄土真宗における位置づけは「異安心(いあんじん)」です。 「安心」とは信心のことで、「異安心」は真宗や親鸞聖人の教えとは異質な信心であるにもかかわらず、真宗や親鸞聖人に帰して説かれる信仰のことです。 異安心にも幅があり、歴史的には教学の細かな解釈の違いで異安心とされる場合もあれば、呪術的な色合いが強いなど明らかな異安心もあります。 「土蔵秘事」は後者です。 異安心に問われても破門されるようなことはないと思います。 ただ戦前は、僧侶で僧籍を剥奪された人はいました。 (有力な教学者で剥奪された人もいましたが、その後復帰しました。) 東北地方や関東地方は歴史的に呪術的なものが好まれる風土があり、このため真宗の教えもこれらと融合することが多かったのです。 ちなみに、仏教寺院のうち真宗寺院の占める割合は、 富山、石川、鹿児島が約7割、岐阜、福井、滋賀、広島、山口、熊本が約5割と多いのに対し、 宮城、福島、東京を除く関東、山梨、静岡は1割以下、 宮城、福島以外の東北も2割以下と地域差が大きいのです。 (ちなみに日本全体では27%で最も多い。) 呪術的な異安心は、真宗寺院が少ない東北地方に多く、実際に真宗門徒ではなく他宗(おそらく曹洞宗や真言宗新義系)の檀家が、檀那寺や領主に隠して秘儀を行っていた場合も多いようです。 (ですから実質的には真宗教団は関わり得ません。 近畿などその他の地方の異安心は概ね江戸時代に処理したようです。) なお『日本の宗教の事典』(学研・エンテリカ事典シリーズ4)102ページに小さな写真が出ていますが、少し古そうです。 本屋さんで立ち読みしてください。 (下記参考URL「こころの時代」ですが、おそらく今月は「弟子一人ももたず」のところだと思います。時間があればごらんください。) http://www.hongwanji.or.jp/info/bangumi/tv_info.htm

出典:Yahoo!知恵袋

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